発行周期:隔週 第59号
【・・・・・ なんでこうなるの??・・・・・ 】
●目次 スフラーノからのお知らせ
なんでこうなるの?? (ユーロ)
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・・・・・ なんでこうなるの??・・・・・
概要
フランス在住の著者が、国民性の違い、習慣の違いから起こるハプニング、
日常の生活の中で思ったことを、独断と偏見をまじえてここに公開。
日本の常識は、通用しません。
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ユーロ
最近暖かくなってきたので、このまえ髪を切りに行きました。
平日の午前中なら、あまりお客さんもいないので子供を送り出すと
すぐに出かけました。
いつも時間が気になります。
子供達がお昼に帰ってくるので、それまでに昼食の支度をして
おかなければなりません。
私が行くのはいつも平日、子供を学校へ送り出すとすぐにでかけます。
家の用事は後回し。
それでも沢山の先客がおり、時間的に間に合わないときは帰ってくるしか
ありません。
ここの美容院は予約無しでやってくれますので、私には有り難いんです。
髪を切りたいと思ったときにすぐに行かれる所、またあいた時間にすぐに
行かれる所は実に便利です。
といってもお客さんが沢山いた場合は帰ってくるしかありませんが・・・。
そこのサロンに行った時ですが、外から中を見ると順番待ちのお客さんは
2人しか見えませんでした。
中に入るとシャンプー台に1人、そのほかに1人とすいています。
「今日はラッキー!」と思い、「カットなんだけど」と言うと「結構待ちますよ」と
言われました。
何でこの人数のお客さんでそんなに待つのかと不思議でした。
12時にはサロンは閉まりますが、今日は早く切り上げたいのかな?と
思って待っていました。
そんなに時間がかかるとは思えません。
そのうち、この「結構待ちますよ」が本当になってきました。
1人はそうでもないのですが、3人は相当お年寄りです。
1人はシャンプー代から、椅子に移る時も助けてあげなければなりません。
また染めてカットをするらしいのですが、何色にするかなかなか決まりません。
これはお年寄りに限ったことではありませんが・・
また1人は耳が遠いらしく、何回も言ってあげないとわからないようです。
やはりその度に時間がかかります。
こちらのお年よりはひじょうにおしゃれです。
サロンにはよく通っています。
このお年寄りの方たちも、常連さんのようでした。
いつもきれいにしていることは楽しいし、サロンにくるとおしゃべりも
できるので、お年寄りにとっては憩いの場所なのでしょう。
ここまで読んで、何で題名が「ユーロ」なの?と思われる方もそろそろ
いらっしゃると思いますので、本題に入りましょう。
ユーロが使われ始めてから、もうだいぶたちました。
一般の人にもユーロは定着し、お店の掲示も以前はユーロとフランスフランで
書かれておりましたが、今はユーロだけになっているところも多くなっております。
このサロンでも支払いはもちろんユーロです。
さて、このお年寄りですが、全て終わって満足げにカウンターへ行き、
そこでお金を払う段階になって財布を開けたのですが、お札は問題は
なかったのですが、どのコインをだしたらいいか戸惑っておりました。
お店の人が財布の中のコインを全部出すように言って、その中から
必要なコインを取ってもらっていましたが、この光景はよく見かけます。
スーパーで買い物をし、レジでお金を払う段階でやはりお年寄りは
コインで時間がかかります。
こちらでは一般的に小切手をきるか、カードで払う人が多いのですが、
ある程度の額を買わないと、小切手、カードは使えません。
その場合は現金となります。
またお店によっては、小切手は手書きでアルファベットにて金額を
書かなければなりません。
これも視力が落ちていたり、手が多少不自由な方には大変なことです。
実際私も最近は慣れてきましたが、ユーロになりコインが多く
最初は閉口しました。
小さなコインを探すのが面倒でお札を使っていると、コインが相当な量になり
お財布がパンパンになってしまいます。
ユーロを使うようになってお財布を替えたのですが、この財布が
パンパンになると重くってたまりません。
ただコインが無いと不便な場合もあります。
小額のものを買うときに、お札を出すと小さなお店ではいやがられます。
また子供がいると、この小さなコインを使うことが結構あります。
この小さなコインは本当に見にくく、お年寄りでなくても間違えます。
まして歳をとると視力も落ちますし、覚えるのも楽ではありません。
私も今でさえ間違えて出すこともあります。
お歳を召された方には今まで慣れ親しんできたコインと違い、覚えるのは
大変ではないかと思います。
地元のお店なら、顔見知りの店員さんもおりますし、コインをザラザラと
財布から出しても多めに取られることも無く、親切に対応してくれると
思いますが、知らないところではやはり不安でしょう。
ユーロになってから外国に行くときは両替の必要はなくなり便利になりましたが、
生活面では物価が上がり、お年寄りの方はそれなりに苦労をなさって
いるようです。
ところでサロンで終わった後は、やはり急いで帰ることになってしまい、
ゆっくりできると思っていましたが、慌てて昼食の用意をすることに
なってしまいました。
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