発行周期:隔週 第41号
【・・・・・ なんでこうなるの??・・・・・ 】
●目次 スフラーノからのお知らせ
なんでこうなるの?? (モンブラントンネル)
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* スフラーノからのお知らせ *
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・・・・・ なんでこうなるの??・・・・・
概要
フランス在住の著者が、国民性の違い、習慣の違いから起こるハプニング、
日常の生活の中で思ったことを、独断と偏見をまじえてここに公開。
日本の常識は、通用しません。
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モンブラントンネル
子供の春休みを利用して、1年ぶりにイタリアへ行ってきました。
5年ぶりにモンブラントンネルも開通したので、このトンネルを通りミラノまで
行くことになりました。
ただ主人は仕事の関係で行かれませんでしたので、強行スケジュールですが
一日だけの観光となってしまいました。
普通はその家の主人が行かれないときは、あきらめる奥様も多いようですが、
うちの場合は泊まりはやめましたが、子供の休みも今だけ。
結局子供2人と3人で行ってきました。
まずシャモニーを通り、モンブラントンネルの入り口にやってきました。
トンネルの入り口には、たくさんの警備にあたる人や、警察官がおりました。
今まで何回か通ったトンネルですが、これほどたくさんの警備にあたる人達は
見たことがありません。
5年前の惨事がまざまざと思い出されます。
トンネルの長さは12キロ弱、136人の人達が亡くなりました。
トンネルの入り口で往復のチケットを買い、トンネルの中に入りました。
はるかかなたに車が1台いるだけで、すいています。
ウイークデイのせいでしょう。
子供達に以前に起こった事故の話をしながら、新しくなったトンネルの中を
見ながら走っていました。
トンネルの中は焦げてくずれたところを、補強してあります。
そこだけ周りと色が違いますし、また鉄板みたいなものを張ってありますので
わかります。
また車が炎上したために、たくさんの人達が煙に巻かれ犠牲になりました。
その時はトンネル内には、消防車が待機しているところはなかったと思いますが、
今はトンネル内で火事が起こったときはすぐに出動出来るよう、
消防車も待機しています。
色々見ながら、また子供達に説明をしながら走っているときです。
前に車もいませんし、なが〜いトンネル。
無意識のうちにアクセルを踏み込んでしまいました。
ほんの一瞬です。
「アッ、ちょっと出すぎかな?」と思ったとき、閃光が走りました。
「何か、光ったよ!」と子供達。
「そうね〜」といいながらもイヤ〜な予感・・・。
トンネル内の制限速度は70キロ。
以前は100キロか110キロだと思ったのですが、(確かではないですが・・・。)
でも70キロということはなかったと思います。
みんなとばしていましたから。
今は事故のせいか70キロです。
トンネルに入ってすぐに70キロという標識は見えたのですが、前にも
後ろにも車はいません。
普通トンネルの出口、入り口にはカメラが設置されてはいても、トンネル内と
いうのは聞いたことがありません。
でも今の光はまさしく・・・。
いやな予感にとらわれながらトンネル内を制限速度を守ってゆっくり走り、
トンネルを出ました。
すぐにイタリアの税関です。
目の前に待っていましたとばかり、イタリアの警察官がいます。
「免許証を見せて!」普通はパスポートです。
次にパスポートでした。
「車を降りて事務所に来るように!」言い方は丁寧ですが、強制的です。
「やっぱりつかまったか!」と独り言をいうと、
「エッ、ポリスにつかまったの?何で?」と子供達。
「さっき光ったのは、やっぱりカメラだったみたい」
「でもイタリアのポリスの事務所が見れるよ。多分トンネルの中の様子も
見れるんじゃない?」と言うと「じゃあ、早く行こう」何て単純!
やはりスピード違反で罰金は一万円。
高くついたな〜と思っていると、子供たちはトンネル内をテレビで見て
喜んでいます。
フランスの警官も一人いて、「主人が仕事の時に遊びに来て、罰金を払ったんじゃ
怒られるな〜」と愚痴めいたことを言うと、なんと「まだあなたの罰金は安い方。
イタリア人はとばすし、毎日もっと高い罰金を払う人がたくさんいるんだから」と
なぐさめてくれました。
またあちらこちらにカメラが設置されているから、帰りは気をつけるようにとも
言われました。
その後、ミラノに行きモンブラントンネルに戻ってきたのは夜中の12時半。
なんとトンネルの入り口は、進入禁止の赤信号。
「エーッ、何で?」と思っていると、イタリアの税関士がやってきて、
「明日の朝、7時に開きます」と教えてくれました。
聞くところによるとウイークデイは夜の10時から朝の7時までは閉鎖とのこと。
「だって朝チケットを往復で買ったときは、何も言われなかったのに」と
文句を言うと、入り口に書いてあると言います。
とにかく子供達も疲れているし、フランスに入る道はと聞くと峠超えをして行かれるとの
ことです。
税関の人は2時間と言いましたが、その道は以前通ったことがあるので
知っています。
フランスには2時間で入れるかも知れませんが、家に帰るにはその後、
スイスに入り、ジュネーヴを抜けて帰ってこなければなりません。
ゆうに4時間はかかります。
トンネルを通れば1時間半で家に帰れるところを4時間。
すぐにホテルを探して、泊まることにしました。
ガソリン代、高速道路代、また疲れを考えたら、ホテルに泊まった方が
ましです。
子供達は以外な展開に喜んでいます。
こうして話をしている間も、車が後から後からやってきます。
傍の町まで引き返してホテルを探しましたが、町といっても大きいところでは
ありませんし、今はシーズンオフで閉まっているところが結構あります。
またトンネルまで行って、私達と同じように引き返してホテルを探している
車にも何台か会いました。
30分ほど探してやっと見つけました。
こちらは疲れているのですが、子供達は目はパッチリ。
「ア、またさっきの車だ。やっぱりまだ探しているんだね」と・・・。
次の日、トンネルの入り口でいったいどこに時間が出ているのかと
思い、探しましたが見つかりません。
またトンネルの中を注意して見たところ、カメラがあらゆるところに
設置されています。
普通フラッシュつきのカメラは高いので、あまり付けないのですが、
このトンネルは違います。
それだけ罰金を払う人も多いのでしょう。
見ている間に、前の方でカメラが光りました。
トンネル内にこれだけカメラがあるというのも、異様です。
でもこれで勉強になりました。
トンネルの中にもカメラがあるということがわかりましたし、特に
モンブラントンネルは気をつけなければならないようです。
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